『メイの故郷について』
元ネタは拙作の一次創作より。本編で描かないのでここで解説しておく。
メイの故郷にもたらされた『
キマルケ滅亡時に逃れた人々が時空を越えて最後にたどり着いたのが大昔のメイの世界であった。
本来根付くはずのなかった『魔法』を受け入れた瞬間から、メイの世界は地球とは全く異なる歴史をたどる事になった。
本来なら彼女の世界はなのはの世界とそっくりの道をたどるはずであった。
『星辰の杖』
この名は意訳であり、正しくは『星と共に夢をみる巫女のための杖』である。
異星の魔道文明の遺産にして「星と語りその夢をみる」ための究極の礼装。魔道のみで星まで届いた文明の「究極の一」。
それは「テラ・フォーミング」のためのもの。星とリンクしてその力を借り、死の星を緑の星にすら変えてしまう究極の品である。
破壊に用いれば星をも砕く究極の魔道兵器ともなるが、それは本来の使いかたではない。もともとは巫女が扱う神器であり、巨大な魔力を集約し流動させるための変換器である。そしてそれは「創造」のためのものでもある。
威力はとんでもなく絶大、個人の扱える魔導器としては最強といっていい。たがその力の発揮には別途、魔力源を必要とするうえに集約にはそれなりに手間と時間がかかる。もともと戦闘用ではない事、祈りにより発動するという神器としての特性、そして山脈やら天体やらといったスケールのでかいものをメインターゲットとしているがゆえのどうしようもない弱点である。メイのように単純戦闘に用いてしまった場合、それはちょっと強力なデバイス程度のものでしかない。
また、メイの星でその扱い方や作法が研究された結果、いくつかの魔法は変化している。たとえば、斬撃魔法である『
他にもある。たとえば『